エコドライブ活動を推進しています
環境CSR、環境経営度調査などのキーワードが一般的になりつつある現在、環境問題と関連の深い運送業に対しても、トラックから排出される二酸化炭素の削減に対する要望が、日に日に高まっています。事業者である私達は、環境問題への取組み方を考え実行していく必要があります。
運送業界を見渡してみると、燃費性能の高い環境対応車両への買い換えを促進する補助金が支給されたり(中小トラック運送業者における低炭素化推進事業(国土交通省連携事業))、愛知県環境部大気環境課地球温暖化対策室によってあいちグリーン物流というWebサイトが運営されており、事業者に対して環境問題への意識向上を促す傾向が増していることがわかります。
一方、事業者側から見ると、環境問題への取組みは、効果をなかなか上げにくい背景があるように感じます。
国土交通省のWebサイトに「運輸部門における二酸化炭素排出量の推移」グラフを掲載した記事がありました。1996年以降、貨物自動車からの二酸化炭素排出量は削減傾向にありますが、非常に緩やかな削減に留まっています。
例えば、全てのトラックを燃費性能の高い環境対応車両に買い換えることができれば、排出量が一気に削減されるかもしれませんが、経営環境が年々厳しくなる中でその策は、現実的ではありません。
以上のような背景や事実を見ていくと、私達にできる環境問題への取組みは「日々の努力」が当てはまるように感じます。言い換えれば、現状のトラック設備で運行しながら、二酸化炭素排出量削減できるよう努める、ということです。ハンドルを握るドライバー一人ひとり・運行管理者一人ひとりが環境問題への意識を高め、運転方法や運行管理方法を工夫していくことが求められているように感じます。
運転方法や運行管理方法を工夫していくことで、環境問題に貢献できると考えている私達ヤマコンでは、エコドライブコンサルタント・株式会社アスアさんの協力の下で”トライエス活動を導入しています。トライエス活動とは、運行管理者とドライバーの協力関係を良質にし、社内環境を整え、『エコドライブ』を共通の目的意識として持つことで、燃費効率向上を達成しようという取組みです。
スタッフ全員が環境問題を考えられる状態に整え、二酸化炭素排出量削減に貢献できるよう取組みを継続して2年以上が経過しました。まだまだ志半ばなので、意識を高め続けながら、改善を繰り返すことが求められます。
ヤマコンは、運送事業者の環境問題への責任を果たすべく、これからも努力を継続していきたいと考えています。