ヤマコンブログ「安全輸送の実現に向けて!」

ヤマコンの安全大会実況中継_ヒヤリハット共有編

前回のブログでは、ヤマコンの安全輸送実現に向けた具体的な取組みのご紹介と50回以上の開催を続ける安全大会の意義について述べさせていただきました。たくさんの反響をいただき、御覧頂いた皆様には心より感謝申し上げます。

2回目のブログでは、ヤマコンの安全大会では恒例となっている「ヒヤリハット動画の共有と対策」についてお伝えしたいと思います。

ヒヤリハット運動というと、みなさんはどのようなことをイメージされますか?

”ヒヤリハット”が一般的にどのようなものか、私もGoogleで調べてみました。製造業や倉庫管理、運送業向けの情報として様々な団体・公共団体が情報発信していますね。運送業も「全日本トラック協会」が中心となって、”ヒヤリハット集”というWebサイトからたくさんの情報が発信されていました。ドライブレコーダーの浸透によって、ヒヤリハットの動画がたくさん収集しやすくなったことは、事故予防を目的と考えるといいことのように思います。もちろん大前提として、ヒヤリハットも事故も全く起きないことが一番大事であるとの認識を私達ヤマコンは強く抱いています。更にもっと考えると、ヒヤリハット動画の共有こそが、危険予知トレーニングに繋がると考えています。

さて、ヤマコンにおける”ヒヤリハット動画共有”を活用した、事故予防意識の改革(危険予知トレーニング)について、安全大会での取り組みをご紹介させていただきます。

運行管理者が中心となり、ヒヤリハット動画を共有

毎月開催の安全大会にむけ、運行管理者が中心となり1ヶ月間のヒヤリハット動画を収集・整理するところから始まります。運行管理者の業務は多忙を極めますが、チーム一丸となってドライブレコーダーに記録された動画をチェックしてくれています。通常業務で忙しい中で簡単ではありませんが、一つの動画を共有することが事故予防意識の向上につながることを考えると、とても重要な業務の一つです。

動画内容から「対策案」を検討、報告内容をまとめる

ヒヤリハットの状況になってしまった原因をドライバー(倉庫管理者)からヒアリング。その原因や対策に関する情報を集めていきます。運転中のヒヤリハット、倉庫作業中のヒヤリハット、様々な状況を確認していきます。ドライブレコーダーに記録された動画であれば、整理もし易いのですが倉庫作業中の場合だと記録が残りません。荷主様の倉庫で作業することも多い、ヤマコンのドライバーから状況を細かに聞きながら、全員に説明できる対策案をまとめていきます。

安全大会で発表、対策を提案し意識を共有する

ヒヤリハット共有の様子

1ヶ月間にまとめた内容から”パワーポイント資料””手書きの現場検証図”などを作成し、いよいよ安全大会で全ドライバー・スタッフに共有、解説を行います。同じことが二度起きないよう、危険予知トレーニングとしてスタッフがこれからの業務に活かせるように、工夫して発表します。会議中は、代表である私も解説に参加したり、スタッフ全員が真剣に望むよう力を入れて行います。

共有することが目的ではなく、危険予知トレーニングへと発展させる

少し長くなってしまいましたが、ヤマコンが安全大会を通して「ヒヤリハットを共有する」ことについて解説をさせていただきました。運行管理者が中心となって行うこの活動は、共有することが目的でありません。会社から全スタッフに対策を提案し、意識を高めること。そして、行動を変えてもらい、事故を予防すること。これ自体が危険予知トレーニングとなるのです。
この取組を継続して、ヤマコンの安全輸送実現をさらにつよく推進していきます。

本日もありがとうございました、次回もまた違ったテーマでブログを書いてまいります。